新型コロナ、東京の感染者数はかなり怪しい(続編)

前回のブログ の続編になります。

前回、東京都が公開している新型コロナの都内の最新感染動向 のデータを1週間単位でまとめてグラフにしました。

新型コロナ東京感染者数・陽性率

3/15の週に検査数が激減している点について、もう少し詳しく見てみることにしました。

検査実施人数と陽性患者数を1日毎に見ていくと、ますます疑惑が深まってきます。

以下は1日毎のデータです。

新型コロナ東京検査数・陽性数

気になる点を備考に記載しました。

3月14日に初めて陽性患者数が2桁になっています。
おそらくこの時に、何らかの協議がされた可能性があります。
この日の陽性数は本当は13件のはずですが、3件は翌日(日曜日)の数にしています。
そして週明けの16日の検査数は19件だけです。
本当は14日に90件実施する予定だったのが、陽性が2桁出てしまったので71件で打ち切って、残りの19件を翌週に持ち越したのかもしれません。

その後17日に陽性12件、18日に陽性9件となって、その時点で東京都は13日以前とは状況が明らかに変わったと認識したのではないでしょうか。
19日から検査の数が減っています。

その頃から東京都や組織委員会の関係者が本格的に根回しを始めたのかもしれません。
東京五輪の実施に関する話題がかなり盛り上がっていました。
テレビでも連日、延期だ、中止だ、予定通りだ、と報道していました。
21日にはアメリカの陸連が延期を要望しました。
22日にはカナダのオリンピック委員会、23日にはオーストラリアのオリンピック委員会が「今年は選手を派遣しない」と表明しています。

そして24日、東京五輪の延期が正式に決まりました。
25日以降は、連日40人以上の感染者数が発表されて現在に至っています。

以上はあくまでも東京都が公表している数字を元に考えたストーリーですが、もしこの通りだったとすれば、やはり東京都(小池さん)の行動は一歩遅れたと言わざるをえません。
大阪府と同様に3連休の外出自粛要請はできたはずです。
K1の試合も中止か無観客になった可能性があります。

東京都も政府もオリンピックの延期が決まってからあわてて危機感を高めているようですが、このタイミングの1週間の遅れは小さくないと思います。
20日からの3連休の影響が見えてくるのは月末から4月の上旬頃と思われます。
今後の感染者の状況が気になります。
 

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