新型コロナワクチン、2回目の接種は12週間後の方が免疫力が向上するらしい
ワクチンの接種計画に影響する話かもしれません。
The Guardian (2021/5/14)
Delay in giving second jabs of Pfizer vaccine improves immunity
The UK’s decision to delay second doses of coronavirus vaccines has received fresh support from research on the over-80s which found that giving the Pfizer/BioNTech booster after 12 weeks rather than three produced a much stronger antibody response.
A study led by the University of Birmingham in collaboration with Public Health England found that antibodies against the virus were three-and-a-half times higher in those who had the second shot after 12 weeks compared with those who had it after a three-week interval.
(Google翻訳)
コロナウイルスワクチンの2回目の接種を延期するという英国の決定は、80歳以上の研究から新たな支持を受けており、ファイザー/ BioNTechブースターを3週間ではなく12週間後に投与するとはるかに強力な抗体反応が得られることがわかりました。
バーミンガム大学が英国公衆衛生サービスと共同で行った研究によると、ウイルスに対する抗体は、12週間後に2回目の注射を受けた人の方が、3週間後に2回目の注射を受けた人に比べて3.5倍高かった。
オックスフォード大学の研究者は、2月に、ワクチンの追加免疫を12週間遅らせた場合、抗体反応が2倍以上強いことを示しました。しかし、最新の研究は、ファイザー/ BioNTechジャブと異なるタイミングの後の免疫応答を比較した最初のものです。
科学者たちは、最初のワクチン接種後とブースター後2~3週間で、80歳以上の175人の血液サンプルを分析しました。参加者のうち99人は3週間後にセカンドショットを行い、73人は12週間待った。2回目の投与後、すべてがウイルスのスパイクタンパク質に対する抗体を持っていましたが、レベルは12週間のグループで3.5倍高かった。
バーミンガム大学のリリース
Delaying second Pfizer vaccines to 12 weeks significantly increases antibody responses in older people, finds study
オックスフォード大学が2月に発表したアストラゼネカワクチンでの研究論文
Single-dose administration and the influence of the timing of the booster dose on immunogenicity and efficacy of ChAdOx1 nCoV-19 (AZD1222) vaccine: a pooled analysis of four randomised trials
現状、日本ではファイザーの新型コロナワクチンの接種間隔は3週間と決めていますが、もう少し延ばしてもよさそうな気がしてきます。
2回目の接種をを12週間後にすると免疫が弱い期間が長くなるので、その期間は要注意ですが、元々感染リスクがそれほど高くない生活をしている人にはメリットがありそうです。
このニュース、なぜか日本のメディアではほとんど報道されていないようですが・・
政府の接種計画に影響するかもしれないから、忖度して隠しているのでしょうか?
ちなみに、12週間隔で接種しているイギリスは、一部の人を8週間隔にするようです。
TBS NEWS (2021/5/15)
英国保健当局者、「インド型」ウイルスは「イギリス型」より感染力高い
ジョンソン首相は「B1.617.2」の感染拡大に備え、50歳以上とリスクの高い持病を持つ人については、これまで12週間だった1回目と2回目の接種間隔を8週間に短縮すると述べました。
新型コロナワクチン、まだまだいろいろありそうです・・