日本の死亡者数に異変が起きている(その10)

厚生労働省から2022年3月の人口動態統計速報 が公表されました。

2月に続いて3月も昨年よりかなり増加しています。


 
月別の死亡者数のグラフはこのようになります。


 
3月の65歳以上人口に対する死亡者数の割合(死亡率)の推移も、2022年は異常な跳ね上がり方です。
死亡率=(月別死亡者数/65歳以上人口)×100(%)


 
死亡者数の12カ月平均のグラフを見ると、2022年になってから2021年の増加速度をさらに上回る状況になっています。


 
今年の2~3月は新型コロナ陽性の死亡者数が多かった時期ですが、それをはるかに上回る死亡者数です。


 

最近、世界中で様々な感染症の流行が報道されていますが、マスクなどの感染対策が影響している可能性が指摘されています。

FNNプライムオンライン(2022/5/24)
“マスク生活”で免疫力は?「ウイルスに過剰反応」も…サル痘・小児肝炎 新たな感染症広がり

これまでの長いマスク生活や感染対策を尽くした生活の中で私たち人間の免疫力が低下しているという指摘があります。

世界では、オーストラリアで「日本脳炎」が、初めて流行。イスラエルでは「ポリオ」が約30年ぶりに確認されました。シンガポールでは「デング熱」。ケニアでは、1995年以来の「黄熱」が流行しています。

アメリカ、イギリス、フランスなど合わせて15カ国でサル痘の感染者80人以上が確認されています。

南米のブラジルでは1月、2月のインフルエンザによる死者数が急増しています。2021年までは数十人程度と2ケタで推移していました。

5月15日時点で、22カ国429人が原因不明の急性肝炎になっていて、中には肝移植が必要な例も出てきています。

そもそも、コロナ禍でのマスク生活で免疫力が下がっているともいわれていますが、コロナ前というのは、マスクをせずに自由に外に出て、会話をして色々なところに行っていました。
自然と免疫というものが訓練されていた、強化維持されていたのです。
ところが、マスク生活なるようになって、マスクやしっかりとした消毒、リモートでなるべく人と会わないようにしたり外出も自粛した。そうすると、持っている免疫は、やはり落ちてきてしまうという結果です。


 
特に子どもたちの場合は、あまりこの2年間ウイルスに曝露していないし、高齢者などは、もともと免疫弱いものですから、かなり免疫下がってくるのではないかなと心配しています

2年間、感染対策を続けた結果、免疫力が弱ってしまったというのは、何となく分かる気がします。
最近の死亡者数の中には、そのような感染対策による免疫力の低下が影響して亡くなった人が含まれていても不思議ではないと思います。

でも、今年の2月に突然死亡者数が大幅に増加した原因は、それだけで説明するのは難しいと思います。
やはり、ワクチンによる免疫力の低下も気になります。

イギリスのデータを見ると、年代別のワクチンの接種時期とコロナ以外の死亡者数の増加時期に関連がありそうな感じがします。
新型コロナワクチン接種者、コロナ以外の死亡が急増している(その2)

 
それにしても、新型コロナワクチンの自然免疫への影響をまともに調査している専門家は、日本にはいないのでしょうか?

政府は連日ワクチン打て打てCMを流していますが、それよりワクチンの副反応や中長期的な副作用の調査・研究にもっと力を入れるべきだと思います。

税金の使い方が違うような気がするのですが・・

 
関連記事
日本の死亡者数に異変が起きている(その9)
日本の死亡者数に異変が起きている(その11)