謎の白い飛行物体、米国上空を飛行

2020年に仙台上空を飛行した時は日本政府はスルーでしたが、今回アメリカではF-22がスクランブル発進したそうです。

abcNEWS(2023/2/3)
Large Chinese reconnaissance balloon spotted over the US, officials say

中国の大型偵察気球が米国上空で発見された、と当局者は言う

バス3台分くらいの大きさです。

 
モンタナ州の上空で見られた中国からのものと思われる巨大なスパイ気球は、米国本土を飛行しながら追跡されており、ジョー・バイデン大統領は現在、民間人へのリスクのために「軍事的選択肢」に反対していると、米国当局者は木曜日に述べた。


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AIR & SPACE FORCES MAGAZINE (2023/2/2)
F-22s Scramble from Nellis in Response to Chinese Spy Balloon Over US

国防総省は、米国本土上空で中国の監視気球と思われるものを追跡していると、2月2日に述べた。
米軍は、この事件に対応してネバダ州ネリス空軍基地から2機の空軍F-22ラプターをスクランブル発進させたことを、Air & Space Forces Magazine は確認した。国防高官は、米国がモンタナ上空で気球を撃墜することを検討していると述べた。

 
以下は国防総省の記者会見の一部です。

米国国防総省(2023/2/2)
Senior Defense Official Holds a Background Briefing on High-Altitude Surveillance Balloon

国防高官が高高度監視気球に関する背景ブリーフィングを開催
「米国政府は、現在米国本土上空を飛行している高高度の監視気球を検出し追跡しています。NORADを含む米国政府は追跡と監視を続けています。気球は現在、商業用航空交通より高い高度を飛行し、地上の人々に軍事的または物理的な脅威を与えることはありません。この種の気球活動の事例は、以前から過去数年間にわたって観察されていました。気球が発見された場合、米国政府は直ちに機密情報の収集から防御するための措置を講じます。」

私たちはしばらくの間それを追跡してきました。そして、それが米国領空を通過し、数日前に米国本土の空域に入ってからずっと、私たちはそれを管理してきました。

明らかにこの気球の目的は監視です。そのため、現在の飛行経路では、多くの機密サイトを通過しています。

このような性質の気球が米国本土を横断したのは初めてではありません。この政権の前を含めると、過去数年間に他にも数回起こっています。

今回は、以前の例よりも持続的に、長時間ぶらぶらしているように見えます。それが1つの異なる要因です。

これが中国の気球であるという確信は非常に高いとだけ言っておきます。非常に高い信頼性。

 
2020年に仙台上空を通過した「白い飛行物体」も中国のものだったのでしょうか。

テレ朝news(2020/6/20)
謎の白い飛行物体「自衛隊のものでない」防衛省


 
防衛省は白い物体の正体について「分からない」とコメントをしていますが、河野防衛大臣は19日の閣議後会見で、「24時間365日、レーダー、その他で警戒監視を続けている」と強調し、安全保障上の影響を及ぼすものではないとの考えを示しています。

 
今までは、日本の防衛省もアメリカの国防総省も「見て見ぬふり」をしていたのかもしれません。
アメリカ政府の方針が変わったのでしょうか?
アメリカのメディアは「中国のスパイバルーン」と言って大騒ぎしています。
無用な米中対立を煽るネタにならなければいいですが。
今後の動向が気になります・・