マイナ保険証で別人の情報がひも付けられていた

今度はマイナ保険証です。

NHK NEWS WEB (2023/5/12)
マイナカード 一体化された健康保険証で別人の情報がひも付け



 
マイナンバーカードを使ったコンビニエンスストアでの証明書の交付で不具合が発生する中、マイナンバーカードと一体化された健康保険証を医療機関などで利用した際に、別の人がひも付けされ診療情報などが閲覧されたケースがあったことが分かりました。

厚生労働省によりますと、健康保険を運営する組合などが加入者の健康保険証とマイナンバーカードをひも付ける際に入力を誤ったことなどが原因とみられ、名前や生年月日に加え医療費や処方された薬などの診療情報が閲覧されたケースが、これまでに5件確認されているということです。

厚生労働省は、情報が閲覧された5件の詳しい内容を明らかにしていませんが、医療機関を受診した際に、別の人の情報が登録されていることを指摘されたケースや、マイナンバーの専用サイトでみずからの情報を確認しようとした際に、別の人の情報がひも付けられていることに気がついたケースが想定されるとしています。

この件は数日前にSNSに投稿された情報も関係していると思われます。

NEWS SHARING (2023/5/7)
医療機関でマイナカードを提示したら全く知らない人の保険証と医療情報が紐付けられていた事が発覚

私は4/18に医療機関でマイナンバーカードを提示したところ全く知らない人の保険証と医療情報が私のマイナンバーに紐付けられていました。大変稀なことと総務省から説明を受けましたが、疑っております。同じことが起こってる方おられませんか?

「大変稀なことと総務省から説明を受けた」
実際のやり取りは分かりませんが、総務省の対応は不親切・不誠実な「お上対応」だったのかもしれません。

 
この件、オンライン資格確認導入時のトラブルをいまだに引きずっているのでしょうか?

日経XTECH(2021/4/1)
「マイナンバーカード保険証」本格運用が半年延期、課題は入力ミス3万件だけにあらず

厚生労働省は、マイナンバーカードを健康保険証として利用する「オンライン資格確認」システムの本格運用開始を、当初予定されていた2021年3月末から、遅くとも同年10月までに延期した。システムの基盤となるデータの正確性に致命的な不備、具体的にはマイナンバーが他人のものと取り違えて登録されるというミスが多発していたためだ。

マイナンバーカードを保険証として使うためには、健康保険組合などの「保険者」が加入者の被保険者番号や保険資格情報にマイナンバーをひも付けたうえで「医療保険者等向け中間サーバー」に登録する必要がある。国民皆保険制度のため、全国民のデータが対象となる。厚労省が工程を管理し、2020年11月から全国約3000の健保組合などが加入者データを順次登録してきた。主な入力ミスは、同じ健保組合内で他の加入者のマイナンバーと取り違えて登録するといったケースで、その総数は2021年2月時点で約3万件に上った。

このトラブルは解決したことになっていましたが・・


オンライン資格確認等システム集中導入開始宣言(R3/7/9)

チェック機能を更に強化、
ヒューマンエラーを未然に防ぐ仕組み・・

これも「やったつもり」だったのでしょうか?

ヒューマンエラーを未然に防げなかった時の対応はどうなっているのでしょう?

「稀だから気にするな」ですかね・・

 
<追記>
こんな報道も出てきました。

KYODO (2023/5/12)
マイナ保険証誤登録7300件 別人の情報閲覧可能に

健康保険証とマイナンバーカードが一体化した「マイナ保険証」を巡り、医療保険を運営する健康保険組合などによる誤登録が2021年10月から22年11月末までに全国で約7300件あったことが12日、厚生労働省の調査で分かった。これが原因で、別人の医療情報を閲覧されたケースが5件あった。既に正しい情報に修正したという。厚労省は、関係機関に再発防止の徹底を求めた。

2021/10~2022/11に発見された誤登録が7300件で、それを放置していたら今回5件発覚したということでしょうか?
今ひとつ事実関係がよく分かりませんが、まだまだ出てきそうな雰囲気です。
ひどい状況です・・