マイナ保険証はシステム障害が発生したら面倒な事になりそう
医療機関や薬局は面倒な作業が必要になりそうです。
患者がマイナ保険証しか持っていない時に、システム障害でオンライン資格確認ができない場合は、このようにするそうです。
病院・診療所向けオンライン資格確認等システム運用マニュアル_2.40版
マイナンバーカードの券面には保険証の記号や番号は書かれていないので、
1.券面の4情報(氏名、生年月日、性別、住所)を控える。(コピーしてもいいのか?)
2.システム障害から復旧した後、オンライン資格確認システムの「緊急時医療情報・資格確認機能」で資格確認を行う。
ということです。(方法3)
4情報だけで患者の自己負担を1~3割にしていいのか?
というのも気になりますが、とりあえずそれはそれとして、
「緊急時医療情報・資格確認機能」を使うためには、以下のような手続きが必要だそうです。
病院・診療所向けオンライン資格確認等システム運用マニュアル_2.40版
書かれていることを図にすると、こんな感じです。
電話での連絡を3回した後、ようやく「緊急時医療情報・資格確認機能」が使えるようになるそうです。
システム障害の規模などにもよると思いますが、障害から復旧した後、全国の医療機関や薬局が一斉にコールセンターに電話をかけることになるかもしれません。
そうなっても、ちゃんと電話は繋がるのでしょうか?
もしかして、普段から大量の余剰回線と余剰オペレーターを待機させているとか?
「緊急時医療情報・資格確認機能」が使えるようになったら、保険の資格確認を行います。
このような画面で、患者の4情報を入力して検索して、保険の資格を確認するそうです。
これ、人によっては結構大変そうな気がします。
今のマイナンバーカードにはカナ氏名がないので、名前の漢字が難しい人や、旧字が●(黒丸)で登録されている人など、いくら検索しても出てこない場合もありそうです。
いずれにせよ、マイナ保険証は、システム障害が発生した場合、医療機関や薬局に面倒な作業を強いることになりそうです。
医療機関や薬局によっては、システム障害が発生したら、マイナ保険証の人は10割負担にするところもあるかもしれません。
とりあえず、マイナ保険証は使わない方が、患者にとっても、医療機関や薬局にとっても、無難な感じがします・・