守るつもりのない法律を作ろうとしている自民党

この答弁には呆れました。

テレ朝news(2024/6/17)
会期末まであと6日 “政治改革”法案めぐる攻防山場 維新「旧文通費」賛成条件に


 

 

 
立憲民主党は政策活動費について「10年後」ではなく、「5年後」に公開するよう求めましたが、自民党は応じませんでした。

立憲民主党 宮口参院議員
「10年後よりも早い5年後の公開というのを私、提案させていただきたい」

自民党 法案提出者 鈴木衆院議員
「(改正案は)罰則が掛かるということで、これはかなり大きな改正。第三者機関ということについても検討するということでこの適切性を担保している」

まあ、よくここまで開き直れるものです。

「そんなの罰則がかかるから、いやだ~」

だそうです。

自民党は、最初から時効狙いの、守るつもりのない法律を作ろうとしているようです。

「第三者機関」も、どこまで本気で考えているのでしょう?

東京新聞(2024/6/7)
「中身が悪いからさっさと通した」政治資金規正法改正案のユルさ 領収書「10年後」公開は時効を狙った?

衆院審議では領収書が黒塗りで公開される可能性のほか、政治資金規正法や所得税法違反の時効は5年のため、10年後に不正が分かっても罪に問えない恐れも追及されたが、自民はまともに答弁しないまま。政策活動費の使途などをチェックする第三者機関も設置時期や権限が未確定で「本当に導入されるかすらも分からない」という状況だ。

自民党議員と仲のいい友達を集めた、なんちゃって第三者機関でしょうか?

 
ちなみに、国会にかかるコストは1日あたり3億円だそうです。

日本経済新聞(2020/2/26)
国会にかかる費用1日3億円 民主主義の必要経費とは

国会に関する2020年度一般会計歳出予算各目明細書をみると、衆参両院の要求ベースの予算は、衆院が666億7254万円、参院は413億8903万円で、合計1080億6157万円にのぼる。これを365日で割ると、1日あたりの費用は2億9606万円となる。

これは年間経費を単純に365で割った金額ですが、毎日毎日、それだけの税金を使っているということです。

最初から守るつもりのない法律を作ろうとしている自民党議員に、その自覚はあるのでしょうか・・