トランプ前大統領暗殺未遂事件(その12)
CNNがシレっと記事を変更していたようです。
CNN(2024/7/27)Forensic analysis suggests at least 2 weapons were fired at Trump rally
法医学分析により、トランプ集会で少なくとも2つの武器から発砲されたことが示唆される
7月13日に起きたドナルド・トランプ前大統領暗殺未遂事件の新たな映像を入手し、法医学音声分析により、ペンシルベニア州バトラーの集会で発砲された複数の武器の発砲回数が修正された。法医学的分析によると、集会では少なくとも2つの武器から発砲されたとみられる。そのうち少なくとも1つは、法執行官による対応の一環として発砲されたものと思われる。デンバーのコロラド大学国立メディア科学捜査センター所長カタリン・グリゴラス氏と、同センターの上級専門研究員コール・ホワイトコットン氏による音声分析によると、最初の8発は疑惑の武器と一致し、最後の2発は1つまたは2つの「同一または類似の」武器から発砲されたという。
CNNは以前、銃撃犯と米シークレットサービスに加え、バトラー警察も銃を発砲したと報じていた。
彼らの分析は、暗殺未遂事件の生の映像への新たなアクセスを受けて、7月26日に更新された。
この投稿は、7月15日に最初に公開されました。追加のフォレンジック分析を加えて7月26日に更新されました。
この記事は、以前は以下のようになっていました。
CNN(2024/7/15)Audio forensics suggest as many as three weapons fired at Trump rally
音声鑑定により、トランプ集会で3つの武器から発砲された可能性が示唆される
法医学的分析によれば、土曜日にペンシルベニア州バトラーで行われたトランプ集会で3つの武器から発砲されたことが示唆されている。FBIは日曜日、銃撃犯は単独で行動したと発表した。
デンバーのコロラド大学国立メディア科学捜査センター所長カタリン・グリゴラス氏と、同センターの上級専門研究員コール・ホワイトコットン氏による音声分析によると、最初の3発の発砲音は武器Aとされるものと一致し、次の5発は武器Bとされるものと一致し、最後の「音響インパルス」は武器Cと思われるものから発せられたものだった。
以前の記事では、FBIが単独犯だと発表しているのを認識した上で、あえて3つの武器から発砲された可能性を報じています。
FBIの発表と異なる内容を報道するということは、それなりの裏付けがあったはずです。
ところがCNNは、10日以上経過して、その記事をシレっと変更したようです。
しかもその具体的な根拠はよく分かりません。
論文なども探してみたのですが、見つけられませんでした。
どこかにあるのでしょうか?
ちなみに、コロラド大学の国立メディア科学捜査センターのホームページには、CNNの記事へのリンクが設置されています。
NATIONAL CENTER FOR MEDIA FORENSICS
リンクのタイトルは、最初の記事のままです。
おそらく、国立メディア科学捜査センターとしては、最初の記事の内容に自信と誇りを持っているのではないでしょうか。
CNNは、なぜ記事を変更したのか、もっと詳しく報道する必要があると思います。