新型コロナ、感染爆発してもしなくても東京はかなりヤバいかも

東京の感染経路不明の新型コロナ感染者が増加しているようですが、かなり心配です。

都道府県別感染源不明の感染者数
新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言

東京は感染経路不明の感染者数が1週間で4倍になっています。
おそらく、実際にはその数倍以上の無症状や軽症の感染者が街中で活動しているかもしれません。
今後もこの調子で増えていったら大変なことになりそうです。

交通事故で入院した人が新型コロナに感染していたという事例もあったらしいですが、どこにでも隠れコロナがいる可能性があります。
当然、院内感染もどんどん増えていきそうです。

政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が発表した新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言 では、オーバーシュートする前の医療崩壊の可能性が述べられています。

オーバーシュート前の医療崩壊

現状はPCR検査の条件を厳しくして人数を絞っているので、オーバーシュートの兆候があっても分からないかもしれません。
 
 
気になるのは、オーバーシュート(感染爆発)してもしなくても、すでに東京はかなりヤバい状態になっていないか?
ということです。

簡単な図を描いてみましたが、

感染者数オーバーシュート

中国やイタリア、アメリカのようにオーバーシュートすると、大量の患者が一気に病院に駆け込むので医療崩壊しますが、数か月で収束する可能性があります。

一方、オーバーシュートを回避できた場合は、患者数のピークが低くなって医療崩壊は防げるかもしれませんが、長期間に渡って収束しない可能性があります。
多くの人が手洗いをしたり外出を減らしたりして感染に気を付けると、一気に感染爆発はしなくても、街中に感染者がいる限り、ある程度の患者が継続的に出続けて、いつまでたっても収束しない可能性があるかもしれません。

もしかすると東京はそのような状態に向かっていたりしないでしょうか。
そうなると外出や営業の自粛がかなり長期間続くことになります。
経済活動への影響は計り知れません。
 
夏になって自然に収束してくれればいいですが、それがダメな場合はワクチンを待つしかないのでしょうか。
 
 
北海道は速い段階で対応したので上手く収束できましたが、

新型コロナ感染者北海道
道内の発生状況

もう東京は手遅れかもしれません。
今のような緩い自粛の「お願い」だけでは、オーバーシュートしてもしなくても、かなりヤバそうな気がします。