新型コロナ、緊急事態宣言の解除は7月以降か?

人との接触を最低7割減らすとか、極力8割とか、グダグダの緊急事態宣言ですが、収束の長期化は避けられそうにありません。

日本経済新聞(2020/4/11)
「接触7割減」では収束まで長期化 北大教授が警鐘

接触8割減なら新規感染者は急減する

西浦教授の分析では、感染拡大を一定程度まで抑制できる期間は接触8割減なら15日程度、7割減なら34日程度。潜伏期間などを考慮すると、感染者の減少を確認できるまでに8割減なら1カ月程度、7割減なら2カ月弱を要する。
4割減、6割減と段階的に対策を進め、約2週間後に8割減まで到達した場合、39日程度で感染拡大の抑制に至るが、効果を確認できるまでに2カ月程度かかるという。

政府の様子見戦略や、日本人の国民性、通勤電車の状況などを考えると、段階的に減っていく感じになるのではないでしょうか。
感染者の減少の効果が見えるまで2カ月以上かかる可能性があります。

緊急事態宣言の2週間後を起点とすると、その2か月後は6月22日前後です。
地域毎の時間差なども考慮すると、緊急事態宣言の解除は早くても7月か、それより先かもしれません。

先日のブログ
東京の新型コロナ入院患者は7月に2万人か?
に載せた東京の入院者数のグラフは、その後順調に予測線の通りに進んでいます。

新型コロナ東京入院者数

つじつまを合わせたような感じにも見えますが、今後も予測通りに入院者数が増えていくと、7月に2万人を超えた辺りでピークを迎えることになりそうです。

ただし・・・
現状は週1000人位の増加で、もうすぐ週2000人になります。
1日300人の計算ですが、すでに保健所がパンクしている現状を考えると、保健所の処理が追いつかなくなる可能性があります。
そうなると、集計される陽性患者数の増加は鈍化するかもしれません。
でも街中の「隠れコロナ」は急増します。
軽症ならいいですが、症状が悪化した人は病院に駆け込んだり、救急車を呼ぶことになるでしょう。
院内感染がさらに増えて、医療崩壊が加速します。
緊急事態宣言の解除どころではなくなることも想定しておいた方がいいかもしれません。
 
 
政府はダラダラ様子を見ながら逐次投入していく作戦のようなので、今後病院はまともに機能しなくなる可能性があります。
我々一般国民は、健康と怪我には十分気を付けて生活した方がよさそうです。