物議を醸している三権分立の図
検察庁法改正反対の世論が高まっていますが、それに関連して首相官邸のホームページの三権分立の図が物議を醸しているようです。
(参考)
日刊スポーツ(2020/5/10)
首相官邸サイトが物議「民主政治の説明できてない」
東京高等検察庁の黒川弘務検事長の定年延長問題が注視される検察庁法改正案への抗議がSNS上で話題になり、首相官邸公式サイト内の三権分立についてのモデル図が物議を醸している。
その中で注目が集まっているのが、首相官邸公式サイト内の、国会、裁判所、内閣の三権力と国民の関係を示す図の矢印の方向だ。
首相官邸のホームページの三権分立の図はこれです。
内閣から国民に向かって矢印が描かれています。
一方、衆議院のホームページの三権分立の図はこのようになっています。
国民から行政(内閣)に向かって矢印が描かれています。
主権が国民にあるという大原則を考えれば、衆議院の図の方が素直に納得できる気がします。
官邸の方は今の内閣の本音を図に表したのでしょうか。
ちなみに、参議院のホームページの三権分立の図はこれです。
これも国民から内閣に向かって矢印が描かれています。
グーグルで「三権分立」を画像検索すると三権分立の図が大量に出てきますが、ほとんどは国民から内閣の方向に矢印が描かれています。
でも、よく見ていくと、、、
逆向きの図を見つけました。
政府広報オンラインのページです。
これも政権への忖度でしょうか?