新型コロナ再拡大、東京の医療体制のひっ迫は時間の問題ではないのか?
東京の新型コロナの再拡大が始まったようですが、心配です。
東京都の新規感染者数
日本経済新聞 チャートで見る日本の感染状況
7日間移動平均で見ても、5月末から着実に増加しています。
特に心配なのは、接触歴等不明率です。いわゆる感染経路不明の割合です。
5月の後半から6月の前半にかけては陽性者の絶対数が少なかったので、ブレが大きいのはしょうがないと思いますが、ここ数日は安定して不明者が増加しているようです。
新規感染者数の増加について、小池都知事や政府の方々は、PCR検査を積極的にやった結果だと言っていますが、6月の2週目以降はPCR検査の数が増えていません。
どちらかと言えば減っている感じもします。
政治家の方々はグラフを見てないのでしょうか。
また、
「医療提供体制が問題ないので心配する状況ではない」
と言っていますが、入院患者数はこのようになっています。
最近の部分を拡大すると、最近増加に転じたことが分かります。
データを見ると6月20日が最小の204人で、その後じわじわ増えています。
今現在は医療提供体制は大丈夫かもしれませんが、このままでは医療体制がひっ迫するのは時間の問題ではないでしょうか。
休業要請が解除されて、社会経済活動が再開して、スポーツなどのイベントも増えていく状況です。
このままでは、感染者が増えることはあっても減る要素はありません。
もしかして、真夏の暑さでウイルスが弱ることを期待しているのでしょうか?
東京都は休業要請などの判断のための指標を見直すようですが、
東京都「指標」見直し、30日に新たな方向性東京都では28日に緊急事態宣言の解除後、最も多い60人の感染が確認されました。東京都は、これまで休業要請などの目安としてきたモニタリング指標の見直しを進めていて、30日、方向性を示す方針です。
(途中略)
都の幹部は、「今後は1日の感染者数よりも医療体制を重視する」としています。
指標を見直すのはいいと思いますが、それでどうするかが重要だと思います。
政府も東京都も、どうするつもりでしょう?