新型コロナ、東京は市中感染が広がっている状況にはない?
これもGo To キャンペーンのためでしょうか?
菅氏、市中感染拡大を否定 中高年での増加は警戒菅義偉官房長官は15日の記者会見で、東京都などでの新型コロナウイルス感染者増を巡り「市中感染が大幅に広がっている状況にはない」と表明した。
もっと説明がないと納得できません。
東京都の接触歴不明者は右肩上がりです。
今まで新宿などの若者に集中していると言われていた陽性者の年齢構成は、中高年が増加傾向です。
政府の見解をよそに、東京都は本日警戒レベルを引き上げました。
東京都、最も深刻な「感染が拡大している」に引き上げ東京都内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、都は15日午後、専門家らを交えたモニタリング(監視)会議を開いた。警戒レベルを4段階で評価している感染状況について、これまでの「感染が拡大しつつある」から、最も深刻な「感染が拡大している」に引き上げた。
どうして国と東京都はここまで正反対の方向になるのでしょう?
それはそれとしても、東京都のここ数日の陽性者数はちょっと気になります。
7月9~12日の4日連続で200人を超えていましたが、その後は100人台が続いています。
検査数とかクラスターの関係などもあるので単なるバラつきの範囲かもしれませんが、1つ気になるのは、街の人出の状況です。
これは新宿駅周辺の人出の状況ですが、7月に入ってから減少しています。
株式会社Agoop 新型コロナウイルス拡散における人流変化の解析"
他の地域も程度の差はありますが、大体似たような状況になっているようです。
実は、東京の陽性者数が200人台から100人台になった時期は、この人出が減り始めてから約2週間後です。
7月2日に東京の陽性者数が100人を超えましたが、それによって多くの人の意識が変わって、外出を控えたり、テレワークが増えた可能性があります。
政府は「緊急事態宣言を出す必要はない」と言っていますが、もしかしたら、この辺の状況も勘案しているかもしれません。
このまま人出の減少が続いて、陽性者も1日100人ほどで安定して、重症者も少ないままならいいかもしれませんが、はたしてどうでしょう?
来週の4連休が3月の3連休のように感染拡大の起爆剤にならないことを願うばかりです。