新型コロナ、東京の感染者が減らないのは死者数が少ないから?
今日の東京の新規感染者数は888人だそうですが、一向に減る気配がありません。
死者数の方は12月以降、少し増えていますが、急増というほどの状況にはなっていません。
これは医療関係者の懸命な努力によるものだと思うのですが、もしかしたら、それが感染者が減らない要因になっていないでしょうか。
大阪を見てみると、最近の感染者は減少傾向になっています。
一方、大阪の死者数は11月以降、第1波の時を遥かに上回る人数になっています。
北海道も似たような感じです。
大阪も北海道も飲食店の時短要請などの効果もあると思いますが、第1波を大幅に上回る死者数が人々の行動の抑制に影響して、感染者を減らす要因になっているのではないでしょうか。
東京では、
「第1波の時のような危機感がない」
と言われていますが、東京の死者数の少なさがそうさせているのかもしれません。
医療関係者が頑張れば頑張るほど、感染者が減らないという皮肉な状況です。
いくらテレビで「医療がひっ迫している」と言われても、街では普通に社会経済活動が行われていて、あまり実感はありません。
第1波の時は志村けんさんが亡くなって一気に危機感が浸透した気がします。
志村けんさんが亡くなったのは3月29日ですが、その頃から街の人出が急速に減っています。
(ちなみに緊急事態宣言の発出は4月7日夜)
agoop 新型コロナウイルス拡散における人流変化の解析
東京の今の状況が続くと、いずれ患者のトリアージが行われるようになって、死者数が急増する可能性があると思います。
また著名な人が亡くなるかもしれません。
そんな状況になるまで、東京の感染者は増え続けるのでしょうか。