新型コロナワクチン、欧州医薬品庁が新たな副反応の調査を始めた
欧州医薬品庁(EMA)の医薬品リスク評価委員会(PRAC)は、新型コロナワクチン接種後に報告された新たな有害事象の調査を始めたようです。
EUROPEAN MEDICINES AGENCY
COVID-19: latest updates
COVID-19 vaccines: authorised
COVID-19 vaccine safety update COMIRNATY (2021/8/11)
COVID-19 vaccine safety update SPIKEVAX (2021/8/11)
調査する症状はファイザー(COMIRNATY)もモデルナ(SPIKEVAX)も同じです。
Erythema multiforme
多形紅斑
通常、多形紅斑は突然現れ、赤くなった膨らみが腕、脚、および顔面に生じ、その後環状に拡大します。発疹はしばしば手のひらや足の裏にもみられます。赤くなった部分(紅斑)は体の両側に対称に生じます。しばしば紅斑の内部に淡色のリングが現れ、中心部は紫色(「標的状」または「虹彩状」病変と呼ばれます)で、小さな水疱がみられます。赤い斑は症状を伴わない場合もありますが、ときに軽度のかゆみやヒリヒリ感を伴うことがあります。痛みを伴う水疱やびらんが、しばしば唇と口腔内の粘膜に生じ、まれに眼にも生じます。
日本では5月に著名人の父親がワクチン接種後に「多形滲出性紅斑と蜂窩織炎」と診断されたというニュースがありました。
Glomerulonephritis and nephrotic syndrome
糸球体腎炎とネフローゼ症候群
急性糸球体腎炎の人の約半数では、何の症状もみられません。症状がみられる場合は、体内への水分の蓄積によるむくみ(浮腫)、尿量の減少、血液の混入による尿の黒色化などが最初に認められます。浮腫は最初のうちは顔面やまぶたのむくみとして現れることが多いものの、その後は脚のむくみが目立つようになります。
急速進行性糸球体腎炎では、筋力低下、疲労および発熱が最もよくみられる初期症状です。そのほかに食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、関節痛などもみられます。約50%の患者は、腎不全を発症する1カ月ほど前にインフルエンザに似た症状を経験しています。このような人では、浮腫がみられるほか、通常は尿がほとんど出なくなります。
MSDマニュアル「ネフローゼ症候群」治療の開始が遅れれば、腎不全を伴う慢性腎臓病 に発展する可能性がより高くなります。腎不全は気づく前に進展している傾向があるため、急速進行性糸球体腎炎では、80~90%の人が透析に依存することになります。
ネフローゼ症候群は、尿中に大量のタンパクが排泄される、糸球体(小さな穴が多数あいた微細な血管でできた球状の腎組織で、それらの穴を通して血液がろ過されます)の病気です。
初期症状には以下のものがあります。
・食欲不振
・全身のだるさ(けん怠感)
・ナトリウムと水分の過剰な貯留によるまぶたの腫れやその他の部分のむくみ(浮腫)
・腹痛
・尿の泡立ち
腹腔に多量の体液がたまって(腹水)、腹部が膨張することもあります。また肺の周囲の隙間に体液が貯まって(胸水 )、息切れを起こすこともあります。そのほかにも、女性の陰唇や男性の陰嚢(いんのう)などのむくみもみられます。
「大量のタンパク」と言われると、mRNAワクチンのスパイクタンパク質を連想してしまいますが、関係があるのでしょうか?
糸球体腎炎は場合によってはかなり大変になりそうな病気なので、気になります。
Menstrual disorders
月経異常
生殖可能年齢の女性では、月経に伴う出血や症状が重すぎるか軽すぎる、月経の期間が長い、回数が多い、周期が不規則であるといった場合に異常とされます。また、思春期以前や閉経後に性器出血があれば、検査で正常と確認されない限り異常とみなされます。異常な性器出血(不正出血)の原因のほとんどは、深刻なものではありません。
これはSNS等でもよく投稿されている症状だと思います。
深刻でなければいいのかもしれませんが・・
欧州医薬品庁では、このようなワクチンの副反応かもしれない疑わしい事象を収集して調査するシステムが機能しているようですが、それに比べて日本の厚労省は全くやる気が見えません。
ようやく血栓症が報告基準に追加されましたが、報告が必須なのは、4時間以内のアナフィラキシーと28日以内の血小板減少を伴う血栓症だけで、それ以外は医師まかせです。
厚生労働省 副反応疑い報告の方法報告の基準
○アナフィラキシー(ワクチンとの関連によらず、接種後4時間以内に発生した場合が報告の対象です。)
○血栓症(血栓塞栓症を含む。)(血小板減少症を伴うものに限る。)(ワクチンとの関連によらず、接種後28日以内に発生した場合が報告の対象です。)
○医師が予防接種との関連性が高いと認める症状であって、以下に該当するもの(予防接種との関連性が高いと医師が認める期間に発生した場合が報告の対象です。)
・入院治療を必要とするもの
・死亡、身体の機能の障害に至るもの
・死亡若しくは身体の機能の障害に至るおそれのあるものワクチン接種との因果関係が示されていない症状も含め、幅広く評価を行うため、当面の間、以下の症状について、報告を積極的にご検討ください。
けいれん、ギラン・バレ症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、血小板減少性紫斑病、血管炎、無菌性髄膜炎、脳炎・脳症、関節炎、脊髄炎、心筋炎、顔面神経麻痺、血管迷走神経反射(失神を伴うもの)
欧米で副反応に認定されている心筋炎も、報告を「ご検討ください」です。
厚労省のやる気の無さは今に始まった事ではありませんが。
こんな事ではワクチン不信はなくならないでしょう。