新型コロナ、インドはイベルメクチンでコロナに打ち勝ったのか?(その2)
先日のブログ
新型コロナ、インドはイベルメクチンでコロナに打ち勝ったのか?
の続編です。
インドの新規感染者数が3~4万人前後で下げ止まりの状態が続いています。
ここ数日、若干上昇気味の感じもしますが、その原因はケララ州です。
ケララ州の新規感染者数は、インド全体の新規感染者数の7割を占めています。
特に8月24日以降、一段と増加しています。
一方、イベルメクチンを上手く使って感染者を抑え込んだウッタルプラデーシュ州は、今でも感染者数は少ないままです。
死亡者数を比べると、雲泥の差です。
2つの州の数字を比較すると、こうなります。
人口データ:https://en.wikipedia.org/wiki/Demographics_of_India
感染者数・死亡者数:Google統計情報
ワクチン接種数:https://www.mygov.in/covid-19
先日のブログ
で取り上げたロイターの記事で、ウッタルプラデーシュ州は人口の7割が抗体を獲得したという話がありましたが、このワクチンの接種率で、何もせず自然感染に任せていたら、もっと感染者数も死亡者数も増えてもおかしくないと思います。
一時期、自然感染による集団免疫を目指していたスウェーデンは現在、
人口100万人あたり、感染者数:110509人、死亡者数:1436人
です。
このような記事があります。
THE DESERT REVIEW (2021/8/23)
India's Ivermectin Blackout - Part III: The Lesson of Kerala
ウッタルプラデーシュ州には、感染した患者のすべての接触者を予防的にイベルメクチンで治療するという方針があります。言い換えれば、ウッタルプラデーシュ州では、1人だけが感染していても、家の誰もがイベルメクチン治療を受けています。
濃厚接触者の段階からイベルメクチンを服用しているようです。
イベルメクチンは早期から使うのが効果的と言われていますが、それを州レベルで実践しているということだと思います。
4月22日、オールインディアインスティテュートオブメディカルサイエンス(AIIMS)とインド医学研究評議会(ICMR)は、COVID-19の早期治療(軽度の場合でも)のオプションとして、プロトコルにイベルメクチンを追加しました。
このガイドラインは2021年5月17日に更新され、引き続きイベルメクチンが組み込まれていますが、タミルナードゥ州やケララ州などの一部の州では、このイベルメクチンプロトコルを採用しないことを選択しています。
ケララ州は4月に州のガイドラインにイベルメクチンを含めましたが、使用をクラスB(重症の場合または関連する疾患のある場合)のみに制限しました。
最終的に、ケララ州は2021年8月5日にイベルメクチンの使用を完全に放棄しました。
THE DESERT REVIEW (2021/8/30)
India's Ivermectin Blackout - Part IV: Kerala's Vaccinated Surge
タイムズオブインディアは、ケララ州のコンタクトトレーシングの欠如を確認しました。
さらに、彼らはワクチンが感染を防ぐ効果がないことを確認し、イベルメクチンがプロトコルから削除された8月5日以降、テスト陽性率が劇的に増加したことを示しました。
ケララ州は濃厚接触者の追跡もやめてしまい、陽性率が急上昇してしまったようです。
8月末の感染者数の増加の要因はこれでしょうか。
ケララ州はワクチン接種を受けた人々は、交際や旅行、毎年8月中旬に開催されたオナムのヒンズー教祭のような祭りに参加することを許可しました。
何となく、日本のどこかと似たような感じもしますが、ケララ州の苦戦している様子が伺えます。
ウッタルプラデーシュ州とケララ州でこれだけ差がついてしまった一番のポイントは、早期(濃厚接触者の特定)の段階から、イベルメクチンを積極的に使用することを続けたかどうかにありそうです。
また、上の記事ではこのような事も指摘しています。
イベルメクチンはウイルス量を低下させ、他の人へのウイルスの拡散を減らすのに役立つ。
ワクチンを接種した人のウイルス量は、ワクチンを接種していない人と同等の量で、他の人へ拡散させる。
日本でもワクチンを打てば感染しない・させない、と思っている人が少なくないようですが、ケララ州ではワクチンが感染拡大の一因になっている可能性があるようです。
逆に、ウッタルプラデーシュ州ではイベルメクチンが感染縮小の大きな要因になっているということです。
本来、こういう話はマスコミが報道すべきだと思いますが、いつまでイベルメクチンを封印するつもりなのでしょう?
NHKは7月にBSで放送していましたが、、、
出典:NHK BS1スペシャル(2021/7/3)
その後どこかから圧力でもかかったのでしょうか?
偏向報道のNHKに存在意義はないですね・・
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