税金の大ムダ遣い、アベノマスク

究極の愚策・バラマキのアベノマスク、ますます税金を払いたくなくなります。

日本経済新聞(2021/10/27)
政府配布の布マスク、8200万枚・115億円分余剰 検査院

新型コロナウイルスの対策事業について会計検査院が検査し、介護施設などに配るため政府が調達した布マスク約1億4千万枚のうち、今年3月末時点で約8200万枚(約115億円相当)が倉庫に保管されていたことが26日、関係者への取材で分かった。昨年8月~今年3月の保管費用が約6億円に上ることも判明した。

政府は2020年3月以降、全世帯向けのいわゆるアベノマスク約1億2千万枚と、介護施設や保育所用などとして約1億4千万枚の計約2億6千万枚のマスクを調達。新型コロナの感染状況と需要に応じて柔軟に配布する態勢をつくれず、約3分の1に相当する物資の余剰を招いた形だ。

全部で2億6千万枚購入して、3分の1の115億円分が配布もされず、保管費用が6億円もかかっている。

配布した分もほとんどが使われていない可能性があります。

日本経済新聞(2020/8/13)
「アベノマスク」使用は3.5% 民間意識調査

流通向けシステム開発のプラネットがまとめた意識調査によると、新型コロナウイルスの感染対策で政府が配布した布マスクを使用している人の割合は3.5%だった。全世帯に支給したいわゆる「アベノマスク」の利用は5%を下回ることが分かった。今後も使い続けたい人の割合は2%にとどまった。

我が家に届いた分も、一度も開封しないまま放置状態です。


 
これこそ、究極のバラマキ、税金の無駄遣いだと思います。

このような結果になっているにも関わらず、政府は全く反省していないようなのも問題だと思います。

朝日新聞(2021/10/27)
倉庫に布マスク8300万枚、政府が認める 保管費用は6億円に

「当時の調達は、全世帯向けの必要な枚数、介護施設向けの必要な枚数を想定して調達した」と説明。その上で、「全世帯向けは全て配布されたと承知しているが、介護施設向けは配布方法が一律の配布から希望に応じた随時配布に見直した」とし、「調達等について特に問題があったと考えていない」と述べた。

こうなったのは想定外だから問題ないと言っているのでしょうか。

政府はいつもこんな答弁ばかりですが、役人は素直に非を認めてはいけないという内規でもあるのでしょうか?

こんな事だから、ますます税金を払いたくなくなります。

 
保管されているマスクの利活用については、
「必要に応じて検討したい」
ということですが、どうするのでしょう?

このままでは毎月数千万円の保管料がかかるだけだと思います。
早急に決めてムダな支出を止めてほしいです。

どこかの国で欲しいところがあれば、寄贈するとか。
マスクとしての需要が全くなければ、バラしてガーゼとして活用するとか。
バラす手間も結構かかりそうですが・・

それにしても、ムダなモノを大量に作ってくれたものです。

 
ちなみに、巷ではアベノマスクの活用方法を提案している人がいろいろいるようですが、1つ気に入ったものがあります。


 
アベノマスクは水をよく吸収するので、水耕栽培にいいようです。
検索すると、アベノマスクでカイワレ大根を育てた人の投稿がいろいろ出てきます。

カイワレ大根はビタミンCが豊富なので、免疫力の向上にも役立ちそうです。
これは一石二鳥かもしれません。