新型コロナワクチン、頻繁な追加接種は人体の免疫に悪影響の可能性
以前から指摘している専門家はいましたが、大手メディアも報道するようになったのは気になります。
日本経済新聞(2022/1/12)EU、頻繁な追加接種に懸念 免疫低下の恐れも
欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は11日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)を短い間隔で繰り返すことに懸念を示した。変異型「オミクロン型」の詳細が明らかになっていないほか、頻繁なワクチン接種が人体の免疫に悪影響を及ぼす可能性も指摘した。
ロイター通信などによると、EMAのワクチン戦略責任者のマルコ・カバレリ氏は「追加接種は臨時措置であり、短い間隔で接種を繰り返すのは持続的な長期戦略とはいえない」と指摘。4カ月ごとに追加接種を繰り返すと免疫に負荷をかける恐れがあると警告した。
このニュースを見てすぐ思ったのは、昨年9月のフォーブスの記事です。
Forbes JAPAN (2021/9/10)すべての新型コロナ変異株に対応?「口内に噴霧」の非mRNA型予防薬、商品化へ
Forbes JAPAN (2021/9/11)「同一の抗原で繰り返し免疫化を行った場合、動物実験では5回目から死亡する例が増加。7~8回繰り返すと半分近くが死亡するという動物での研究結果もある」とも東京理科大学名誉教授、村上康文氏は話す。
パンデミック収束に、ワクチンは重要な役割を担う|東京理科大学名誉教授 村上康文
追加免疫に関する実験についてですが、高い活性を持つ抗体作製を目的とした動物での実験では、その間隔を詰めて行います。一方で、ヒトでのワクチン接種においては間隔をあけることが多いため、動物でのケースよりリスクは低くなります。
一方で3回目以降の「ブースター接種」についてですが、とくに慎重に進めていくべきであると考える研究者は、私を含め、少なくありません。
これを、5回とか6回とか7回、人体に接種することにはリスクが伴う可能性があることを、ワクチン開発者は認識すべきでしょう。
この記事が出た直後はSNS等でかなり盛り上がっていましたが、大手メディアに取り上げられることはなかったと思います。
今回、EMAのワクチンの責任者の発言とは言え、このようなワクチンのネガティブ情報を世界中の大手メディアが報道するのは、何か状況の変化でもあったのでしょうか?
新型コロナワクチンの強力な免疫応答によって、本来の免疫機能が失われてしまうのではないかといった懸念が、そろそろ隠しきれなくなってきたのかもしれません。
これも関連する話だと思いますが、現状のmRNAの新型コロナワクチンがオミクロン株には急速に効かなくなるというデータです。
BNT162b2またはmRNA-1273ワクチン2回接種後のオミクロンまたはデルタ株の感染に対するワクチンの有効性:デンマークのコホート研究
このグラフで重要なのは、ワクチンの効果がマイナスになっていることだと思います。
デルタ株に対しては時間と共に効果が低下してもプラスの効果を維持していますが、オミクロン株に対してはマイナス領域に突入しています。
つまり、ワクチンを接種した人は、ワクチンを接種していない人よりも感染しやすくなる可能性があるということです。
このオミクロン株に対するワクチン効果の低下に対抗するために、世界中でブースター接種が進められていますが、そのブースターも何日持つのかは疑問です。
実際に3回目接種した人が何人も感染している状況を考えると、ブースターもすぐマイナスの効果になってしまう可能性があります。
ファイザーはオミクロン株に対応したワクチンを準備中だそうですが、
読売新聞(2022/1/11)オミクロン株対応ワクチン、ファイザーCEO「3月中に準備できる」
米製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は10日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に対応した新たな同社製ワクチンを「3月中に準備できる」との見通しを示した。
また新たな変異株が出てきたら、結局いたちごっこです。
効かないだけならまだしも、かえって感染しやすくなる可能性もあります。
ワクチンを接種すればするほど、感染が拡大する悪循環です。
もしコロナが収まっても、本来の免疫機能が衰えてしまって、単なる風邪やインフルエンザでも重症化してしまう人が増えるかもしれません。
そうなったら医療だけでなく、社会経済活動にも影響がありそうです。
ちなみに、日本で新型コロナワクチンを2回接種した人の9割は3回目も接種するつもりらしいです。
壮大な人体実験はまだまだ続きそうです。
世の中、どうなってしまうのでしょうか・・