新型コロナ、ワクチン3回接種済みの陽性者が急増している
HER-SYS(厚労省の新型コロナ感染者情報把握システム)のデータによると、ワクチン3回接種済みの陽性者が急増しているようです。
厚労省の新型コロナアドバイザリーボードの資料 に、ワクチン接種回数別の陽性者数が記載されています。
第70回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(R4/2/2) 資料3-2 鈴木先生提出資料
このデータは資料の後ろの方にあって気付きにくくなっていますが、毎週更新されているようです。
武漢株用に作られた現行の新型コロナワクチンがオミクロン株にあまり効かないのは既に常識ですが、それを裏付けるデータだと思います。
特に高齢者は、ワクチンの接種歴不明を除くと、陽性例も重症例も死亡例もほとんどがワクチン2回接種者です。
第70回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(R4/2/2) 資料3-2 鈴木先生提出資料
ワクチン2回接種した人の陽性者や重症者が増えているだけでなく、3回接種した人も陽性者が急増しています。
昨年末以降のワクチン3回接種ありの陽性者数(累計)をグラフにすると、このようになります。
政府が公表している3回目のワクチン接種回数
と比較してみましたが、陽性者数の方が増え方が急激です。
もはやワクチンを打てば打つほど、陽性者が増える状況になっているようです。
政府はまたこんなチラシを作って、ワクチンの感染予防効果を宣伝していますが、これも感染を拡大させている一因かもしれません。
政府は自治体にも発破をかけて3回目の接種を加速させようとしているようですが、
NHK NEWS WEB (2022/2/3)3回目接種加速へ“取り組み後押しを” 厚労相 全国知事会に
後藤厚生労働大臣は、3回目のワクチン接種について「もう一段のペースアップが必要だ」と述べました。
現状、ワクチンの供給量に対して接種回数はかなり低迷しているようです。
2021年12月と2022年1月のワクチンの供給量は約3200万回分ですが、1月末時点の3回目接種の実績は約400万回です。
接種対象者数に対して、12月が10%、1月が54%です。
去年の夏と違って、政府や自治体にワクチンの在庫がかなり積みあがっていると思われます。
2月はさらに在庫が増えそうです。
在庫が増えるとワクチンの有効期限が気になりますが、「接種に活用して差し支えない」と言って無理やり延長しています。
厚労省 事務連絡(R4/2/1)
ファイザー社ワクチン及び武田/モデルナ社ワクチンの有効期限の取扱いについて
ファイザーワクチン
ファイザー社ワクチンの有効期限について
モデルナワクチン
武田/モデルナ社ワクチンの有効期限について
もう、なりふり構わずという感じです。
政府やマスコミは、これら武漢株用ワクチンの在庫処分のために、今後さらに「ワクチン打て打てキャンペーン」を強化してくるかもしれません。
騙されないようにしたいものです・・