安倍元首相の国葬は問題だらけ(その7)
岸田首相の後援会長も関係していた「日韓トンネル」ですが、安倍元首相も推進に加担していた疑惑があるようです。
東スポ(2022/7/12)安倍元首相と旧統一教会の〝接点〟に新事実 8年前「日韓トンネル構想」で配られた冊子
旧統一教会の開祖・文鮮明氏(故人)が1981年に提唱したのが、佐賀県唐津市から長崎県の対馬、壱岐を経て韓国・釜山に至る約230キロを鉄道で結ぶという「日韓トンネル構想」だ。くだんのイベント冊子には「安倍首相の巨視的発言」という一節がある。
13年10月、トルコ・ボスポラス海峡の海底トンネル開通式で、当時首相だった安倍氏が 「次は東京発イスタンブール、そしてロンドンにつながる新幹線の夢を一緒に見ましょう」 と発言。
これに触れ「当然、安倍首相の発言の裏には『日韓トンネル構想』があるとみるべきです。日韓トンネルが実現しなければ、『東京発イスタンブール、そしてイスタンブールからロンドン』という言葉はあり得ないからです」と指摘しているのだ。
当時の報道を探してみると、このような記事がありました。
産経ニュース(2013/11/3)安倍首相がトルコで語った「夢」
安倍首相は海峡を横断する鉄道構想が1860年からあったことや、事業に関わった大成建設の日本人技術者の苦労話を紹介しながら、次のように語った。
「さあ、次は東京発イスタンブール、そしてイスタンブールからロンドンにつながる新幹線が走る夢を一緒に見ようではありませんか!!」
この演説は、日韓トンネル推進全国会議の記事でも取り上げられていました。
日韓トンネル推進全国会議(2017/9/18)日本の技術が「トルコ国民150年の夢」ボスポラス海峡トンネルを実現
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安倍総理は、 「トルコと日本は、広いアジアを東西から支える2つの翼です。さあ、次は東京発イスタンブール、そしてイスタンブールからロンドンにつながる新幹線が走る夢を、一緒に見ましょう。」 と演説をした。
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今、アジア大陸から、ヨーロッパ大陸をつなぐ、ボスポラス海峡トンネルが実現することにより、「トルコ150年の夢」が実現した。
次は、島国日本と朝鮮半島とを海底トンネルでつなぐ日韓両国の「日韓トンネルの夢」を実現する時である。
安倍さんが語った「夢」は、文鮮明氏が提唱した「国際ハイウェイ構想」そのものの可能性があります。
国際ハイウェイならびに日韓トンネルの構想は、1981年11月の第10回ICUS(科学の統一に関する国際会議)が韓国ソウルで開催された際に、全ての統一運動の創設者であります文鮮明総裁から提唱されました。
世界を道路で繋ぎ、人と物と文化の交流を活発化させ、技術や産業のアジアにおける平準化を促進し、それをやがては世界的次元での平準化へと拡大する、これが文鮮明総裁による国際ハイウェイ、日韓トンネル実現の構想であります。
地図の右端をよく見ると、地名が羅列されています。
一番上がTOKYO
一番下がLONDON
真ん中辺りを見ると、BAGHDAD、ANKARA、SOFIA と書かれています。
アンカラとソフィアの間にはイスタンブールがあります。
まさに、
東京発イスタンブール、そしてイスタンブールからロンドン。
安倍さんの演説と見事に一致しています。
国際ハイウェイでも日韓トンネルでも、純粋に単なる夢ならいいと思いますが、旧統一教会は集金のネタに使っていたようです。
統一教会がカネ集めに使った「日韓トンネル」 騙されて3億7000万円出した人も
トンネルを造るからといって献金が集まるのだろうか。
「億単位の被害者はいくらもいます」(渡辺弁護士)
過去には、統一教会を訴えた新聞記事もある。
《訴えによると、原告の男性は九〇年と九一年の二回にわたり、教団側から「日韓トンネルや中国に建設する自動車工場の資金が必要」などと持ち掛けられ、三洋信販(註:消費者金融会社)から総額約三億七千万円を借り入れ、担保として福岡市内の七カ所に所有する不動産(計約四千三百平方メートル)を提供する契約書に署名、押印した。/教団側は「名義を貸すだけで、支払いはすべて責任を持つ」などと説明、融資の全額は、教団側の開設した原告名義の口座に振り込まれた。しかし、三洋信販から「返済しなければ、担保物権を競売にかける」との連絡を受け、だまされていることに気付いたという》(日本経済新聞:96年4月9日付)
1口5万円ずつ集める「1ミリ運動」も行われていたようです。
10兆円を200km(2億ミリ)で割ると、確かに5万円/1ミリになります。
実際にどれだけ集まったのでしょう?
仮に、10兆円でトンネルができるとしても、費用対効果やその後のメンテナンスはどうなるのでしょう?
まあ、そんな事はどうでもいいのかもしれませんが。
安倍さんが集金に加担していたとしたら、かなり問題のような気がします・・