マイナ保険証の代わりの「資格確認書」って何だ?

税金のムダ遣いか?新たな利権の創出か?

NHK NEWS WEB (2023/2/8)
健康保険証廃止後の保険診療で具体案取りまとめ 政府

政府は、健康保険証を来年秋に廃止し、マイナンバーカードと一体化させる方針を踏まえ、保険証が廃止されたあとも保険診療を受けられるようにする「資格確認書」を提供するなどとした、具体案を取りまとめました。

マイナンバーカードをなくした人や取得していない人などが、来年秋に保険証が廃止されたあとも保険診療を受けられるよう、保険証の情報が記載された「資格確認書」を提供する方向で調整しています。

当初、手数料を取るという話もあったようですが、とりあえず手数料はない方向のようです。
健康保険証廃止後の「資格確認書」“手数料なしで検討”厚労相

その「保険証の情報が記載された資格確認書」は、今の保険証と何が違うのでしょう?

税金のムダ遣いと言われるのも無理はないと思います。

日刊ゲンダイ(2023/2/9)
税金も手間も時間もムダ遣い!マイナ保険証ない人に資格確認書発行へ…現行の健康保険証と変わらない

役割が違わないのであれば、そのまま今、保有している健康保険証を使えばいいだけで、わざわざ多額の税金を投じて新たに「資格確認書」を発行する必要はないのではないか。

 
政府は保険証の「オンライン資格確認」の導入を強力に進めていますが、それだけが目的なら今の保険証でいいはずです。


健康保険証の資格確認がオンラインで可能となります(医療機関・薬局向け)

 
「資格確認書」にはどこまでの情報を入れるのでしょう?


健康保険証の資格確認がオンラインで可能となります(令和2年10月)


総務省 マイナンバーカード

オンライン資格確認をマイナンバーカードと同じ方式でできるように、電子証明書や顔写真まで入れるのでしょうか?
それ位やらないと、新たに作る意味がないような気がします。
とは言え、マイナンバーカードの取得が難しい人や、カードを紛失した時の緊急時などを考えると、取得に手間や時間がかかってしまったら本末転倒です。

やっぱり、税金のムダ遣いと利権の創出でしょうか・・

いずれにせよ、政府は「今の保険証」と「資格確認書」の違いを具体的に説明すべきだと思います。