ロシアの徴兵制度と日本のマイナポータル
何となく、連想してしまいます。
CNN.co.jp(2023/4/15)プーチン氏、招集令状の電子化を承認 徴兵逃れ困難に
ロシアのプーチン大統領は14日、徴兵逃れを難しくすることを目的とした電子的な徴兵登録制度を創設する法案に署名した。
新たなシステムでは、政府のポータルに軍の招集令状が届けられる。ポータル上に招集令状が表示された瞬間、令状が届いたと見なされる。
これまでは、招集令状は物理的に提示され、署名された場合のみ有効と見なされていた。
オンラインの招集令状を無視した人は全員、1週間後に法的に逃亡者と指定され、出国禁止や財産凍結といった措置が取られる。
ロシアも切羽詰まってきたのか、どんどん強行なやり方になっているようです。
NBC NEWS (2023/4/12)Russia set to overhaul draft system, making it nearly impossible to avoid military conscription
ロシアは徴兵制度の見直しに着手、徴兵を回避することはほぼ不可能に
「Gosuslugi」ポータルは、ロシア人が出産の登録、罰金の支払い、医師の予約などのオンライン公共サービスに広く使用しているため、それを回避することは非常に困難です。
Gosuslugiポータルはこんなサイトで、様々な行政サービスがオンラインでできるようになっています。
今後ロシアでは、このポータルサイトの個人アカウントあてに徴兵通知が届くようになるそうです。
そして、その通知が表示された瞬間に徴兵登録が有効になります。
通知を無視した場合は様々な罰則が待っています。
このロシアの召集令状電子化のニュースを見て、何となく、日本のマイナポータルを連想してしまいました。
もしかしたら将来、こんなメニューが出てくるのではないか?
そして、召集令状を確認しないと他の手続きが一切できないとか・・
もちろん、今の日本に徴兵制はないので、今はこんなことはありえませんが、将来はどうでしょう?
少子化加速中の日本です。
自衛官の不足が深刻になった場合は、どうなるか分かりません。
以前、こんな話もありました。
日刊ゲンダイ(2015/7/5)誰が望んだか不明…「18歳選挙権」は徴兵制導入の地ならしか
近い将来、自衛隊員が足りなくなり、徴兵制を導入せざるを得なくなった時でも、法改正をしておけば、「選挙権も持たない若者をなぜ」と批判されることはない。
マイナポータルとそこにアクセスするためのマイナンバーカード、
政府にとって実に便利なシステムだと思います・・