令和の米騒動(その6)
消費者のパニックぶりが良くわかります。
早い人は4月頃から多めに購入していたようです。
そして5~6月は、昨年より多い状態が続いていました。
この異変に農水省は何もせず、ただ眺めていたのでしょうか。
7月上旬の落ち込みの理由はよくわかりませんが(在庫切れ?)、その後また増加して、8月に入るとパニック状態です。
5~6月の時点で、政府が備蓄米の放出の準備をして、適切なアナウンスをしていれば、8月のパニックは起きなかった可能性もあるのではないでしょうか。
MBS NEWS (2024/9/3)"米が買えない"で注目される国の『備蓄米』って何?常に100万トン備えるも政府が放出に慎重なのには理由が【令和の米騒動】
もしこの備蓄米が放出されるとしたらどんな手順になるのか。大凶作などで民間在庫が著しく低下する見通しとなれば、農林水産省は部会を開き、その市場の状況などに合わせて最終的に農林水産大臣が放出を決定するという流れです。農林水産省によりますと、有事の際は2~3日で供給ができるということです。
「有事の際は2~3日で供給ができる」
数週間かかると言っていたのは、何だったのでしょう?
それに、事前に卸売業者と連携しておくとか、後で新米を備蓄に回すとか、流通や需給に与える影響を最小限にする工夫はいろいろありそうな気がするのですが。
こんな資料も公表されています。
6年産米がかなり前倒しで販売されているようです。
9月以降の販売量によっては、来年も米騒動が起きる可能性はあると思います。
要注意だと思います。