中国の原子力潜水艦が長江で沈没

日本政府は中国に情報提供を求めるべきではないでしょうか。

産経新聞(2024/9/27)
中国の最新鋭原潜が長江で沈没 事態隠蔽に奔走か、「周」級1番艦が5~6月に

米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は26日、中国で就役前の最新鋭原子力潜水艦が5月下旬か6月上旬に、長江で沈没していたと報じた。事態は公表されておらず、同紙は「中国が隠蔽に奔走した」と指摘。

死傷者や放射線漏れの有無は明らかになっていない。

米政府当局者は同紙に、沈んだ原潜が核燃料を積んでいたかどうかは不明だと語ったが、専門家はその可能性が高いと指摘した。


衛星が5月16日に撮影した中国湖北省武漢市の桟橋に停泊する潜水艦


 

衛星が6月15日に撮影した中国湖北省武漢市の長江の桟橋付近で作業するクレーン船


 

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やはり気になるのは、放射能漏れです。

長江(ちょうこう)は、アジアで最長、世界でも3番目に長い川です。

wikipedia
長江


 
長江は、中華人民共和国青海省のチベット高原を水源地域とし、中国大陸の華中地域を流れ東シナ海へと注ぐ川である。全長は6,300 kmで、中華人民共和国およびアジアで最長、世界でもナイル川、アマゾン川に次ぐ第3位の大河である。

 
現在、長江は禁漁中だそうですが、それが確実に守られているのかは気になります。

読売新聞(2020/12/28)
中国・長江の漁業資源保護へ10年間禁漁…ダム建設続き、実効性に疑問も

中国政府は来年1月1日、中国最長の河川である長江(全長約6300キロ・メートル)で10年間の禁漁措置を始める。急減している漁業資源の保護を理由とし、流域で働く漁師計約30万人に失職を迫ることになる。漁獲減の根本的な原因とみられているダム建設は続いており、禁漁の実効性に疑問も出ている。

禁漁に伴う漁師の失業も大きな問題だ。農業農村省によると、流域では禁漁措置の実施を控え、漁師約23万人が既に廃業し、漁船11万隻が廃船となった。中国政府は廃業者らに計約200億元(約3170億円)の補償金を支給し、転職を支援していると訴える。

実際は転職は簡単ではない。江蘇省揚州の漁村では、漁船数隻が草むらに放置されていた。ある漁師は「漁師の多くはこの仕事しか知らない。字も読めないんだ」と話した。

 
水産物には影響がないとしても、長江流域の農業などへの影響はどうなのでしょう?

長江

長江流域は水田を基盤とし、コメを主穀として栽培する。長江流域では、果物は柑橘類を中心にしている。

 
日本が輸入している中国産の農産物や加工食品などに、原潜の影響があるのか、ないのか、
日本政府は中国に科学的なデータを含めて、情報提供を求めるべきではないでしょうか。

場合によっては、輸入制限なども考える必要があるのではないでしょうか。