宮崎空港で500ポンド爆弾爆発

なぜ、「2回目の爆発のおそれはない」と言えるのでしょう?

FNNプライムオンライン(2024/10/2)
飛行機通過1分後に爆発が…宮崎空港で不発弾が爆発し誘導路陥没 周辺では多数の不発弾発見


 

 

 

 

 

 

 
午前7時59分、宮崎空港の滑走路の脇の誘導路の地面が爆発。
破片や土煙が大きく噴き上がりました。

この影響で、誘導路が陥没。
国交省の宮崎空港事務所などによりますと、陥没は長いところで7メートルの楕円(だえん)形で深さは、約1メートル。

国交省 宮崎空港事務所・加藤浩介空港長:
自衛隊含む関係機関が連携の上、原因究明を進めまして不発弾ということが判明した次第でございます。米国製の500ポンド爆弾。

宮崎空港の周辺ではこれまでにも不発弾が何度も発見されていましたが、爆発したのは今回が初めてです。

日本物理探鑛株式会社・田中剛さんは「九州と沖縄では時限爆弾が使われた地域。(自爆装置の)信管の作動を止める留め金を化学物質で溶かして起動する特殊構造。留め金が劣化なのか壊れて作動してしまった可能性が考えられる」と話します。

NHK NEWS WEB (2024/10/2)
宮崎空港 陥没は米軍の戦時中の不発弾と判明 滑走路は運用再開

林官房長官は午後の記者会見で「宮崎空港の滑走路を閉鎖し、自衛隊を含む関係機関が連携の上、原因究明を進めたところ、アメリカ製の不発弾が爆発したものであったということが判明した」と述べました。

その上で「2回目の爆発のおそれはないということで、現在、警察と消防による現場検証が進められている」と述べました。

昔は海軍の飛行場 米軍から激しい空爆受ける

 
宮崎空港がある場所には戦時中、海軍の飛行場があり、アメリカ軍から激しい空爆を受けていました。

戦時中の宮崎の歴史に詳しい郷土戦史研究家の稲田哲也さんは「当時は投下された爆弾の1割から3割程度は爆発せずに不発弾になると言われていて、宮崎空港にはまだ数十発以上の不発弾が残っている可能性がある」と話しています。

空港長「直ちに危険だとは考えず」
国土交通省宮崎空港事務所の加藤浩介空港長は2日午後4時からの会見で「不発弾がいきなり爆発するとは想定しておらず、もしその時に航空機が近くを通過していたら大変なことになっていた」と話しました。

また、ほかにも不発弾が残っている可能性がある中で運航を再開する判断については「戦後、宮崎空港として整備する際に地下の不発弾があれば撤去しているので、直ちに危険だとは考えておらず、利便性とのバランスを考えて再開の判断をした。今回の事案をふまえて今後、空港全域での安全確認を行うかなど、対応を検討していきたい」と話していました。

想定していない事が起きたそうです。

空港を整備する時に撤去されているはずの不発弾が、なぜか誘導路の地下に残っていて、それが爆発したことになります。

なぜ、「2回目の爆発のおそれはない」と言えるのでしょう?

改めて、政府の判断は信用しないほうがいいと思います・・