党内融和も国民の共感も得られない総理大臣

有権者は懸命な判断を下すことができるでしょうか・・

TBS NEWS DIG (2024/10/9)
石破総理「党内融和よりも国民の共感が大事」“石破カラー”政策は「丁寧なプロセスを踏みたい」


 
石破総理は9日、衆議院の解散を受けた会見で「党内融和よりも、国民の共感が大事」だと訴えました。

石破総理は、派閥の裏金問題に関わった議員12人を27日投票の衆議院選挙で非公認にしていて、安倍派の議員を中心に党内から反発の声も上がっています。

また、総裁選で訴えてきた、▼アジア版NATO構想や、▼日米地位協定の改定などについて、総理就任後、発言を控えていることに“言行不一致”などの批判が出ていますが、石破総理は「総裁になったから総裁選で言ったことを全て実現するというのは民主主義政党のやることではない」として、党内議論など丁寧なプロセスを踏む必要があるとの考えを示しています。

石破総理は、党内融和も国民の共感も得られない、「二兎を追う者は一兎をも得ず」の状態とも言えるのではないでしょうか。

そんな人が日本の総理大臣として、難しい内政や外交を上手くやっていけるのか、疑問を感じざるを得ません。

言い換えると、自民党という政党は、そんな人を総裁にせざるを得ないほど、劣化・腐敗してしまったということかもしれません。

権力は固定化してはいけないと思います。

ジョン・アクトン

権力は腐敗の傾向がある。絶対的権力は絶対的に腐敗する

権力は腐敗する 前川 喜平(著)

学ばない国民は政府によって騙される。
愚かな国民は愚かな政府しか持つことができない。
愚かな政府は腐敗し、暴走する。

 

日刊ゲンダイ(2024/10/8) これが裏金議員50人の選挙区だ!

 
なんと、公明党は裏金議員の受け皿になっているようです。

読売新聞(2024/10/11)
公明の「不記載」議員推薦は計18人、比例選での得票増図る…野党側は批判強める

公明党が、自民党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、収支報告書に不記載があった前議員らに衆院選での推薦を次々と決めている。地方で自公協力を求める声が強く、比例選で得票数の上積みを図る狙いもある。野党側はこうした動きに批判を強めている。

 

日刊ゲンダイ(2024/10/11)
石破自民は反省ゼロ!「非公認」逃れた“裏金議員”34選挙区はココだ【一覧付き】

比例重複できないとはいえ「非公認」を逃れた裏金議員34人は胸をなで下ろしている。自民党は彼らについては「勝てる見込みがある」と考えているということ。石破首相が目標に掲げた「与党で過半数」を維持するうえで、「当選しないと困る人たち」だ。


 
ならば、有権者が賢明な判断を下すしかない。非公認を逃れた裏金議員と選挙区は<別表>の通り。各選挙区で一番強そうな野党候補に投票する「戦略的投票」もアリだ。

有権者が賢明な判断を下すしかない。

その通りだと思いますが、今でも自民党を支持している人が3割もいます。


NHK選挙WEB

野党が候補者の1本化を断念してしまったので、有権者が「野党の1番人気」に集中して投票できるかが最大のポイントになります。


 
さて、有権者は懸命な判断を下すことができるでしょうか・・