アベノマスクは自民党独裁政府の象徴

自民党独裁政府の杜撰さが裁判でも明らかにされたようです。

朝日新聞(2024/10/15)
アベノマスク契約めぐる訴訟 裁判長も「全て口頭で?」と突っ込み


 
大量の在庫が問題になった新型コロナ対策の布マスクを巡り、業者との契約過程を示す文書を開示するよう上脇博之(ひろし)・神戸学院大教授が国に求めた訴訟で、複数省庁による「合同マスクチーム」のうち業者と直接やりとりした職員ら3人が15日、大阪地裁(徳地淳裁判長)に証人出廷した。「やりとりは口頭が基本で、文書は残していない」と口をそろえた。

この日の証人尋問で経済産業省からチームに出向した職員は、「募集に応じた業者からはチーム宛てに電話やメールが毎日のように来ていた」と説明。ただ自身が受け取ったメールは「容量が限られているため2~3日に1度消去し、保存していない」と証言した。

原告側から業者選定のためにやりとりを記録しておかないと「不便では」と問われると、「いちいち文書を作っている余裕はなく、上司が近くにいる時に口頭で価格や数量、納期などを報告していた」と話した。

日刊ゲンダイ(2024/10/16)
《アベノマスク契約》がXでトレンド入り…血税約600億円費やす契約を「口頭」でやり取り?の真偽

当初の経費は約400億円とされたが、その後、費用が膨らんでいることが発覚。2022年3月18日の参院予算員会で立憲民主党の議員が示したアベノマスク絡みで支出した経費は、厚労、文科両省分のマスク代や検品費用、検品のための追加費用、20年8月~21年3月の保管費用など、判明しているだけで計約564億円にも上っていたという。

600億円近い巨額の税金を使う契約なのに「口頭」だけでやり取りする。

暗記力だけはバツグンの東大出身者が多い官僚組織とはいえ、単価や発注量がちょっとでも間違えれば費用は億単位で変わってしまうだろう。年末調整の申請書類など、庶民には1円のミスも許されない記載を求める中で、あまりにいい加減だ。

 
都合の悪い事は、記録を残さなかったり、記録がないことにするのは、自民党独裁政府の常套手段ですが、アベノマスクはその象徴とも言えるのではないでしょうか。

600億円という巨額の事業が、政府内の一部の関係者の口頭だけで決定されたようです。

国民には1円単位の確定申告を強制する一方、何百億という税金を記録も残さず支出するのが自民党独裁政府です。

国民はナメられています・・