参議院選挙の後に増税が待っている?

もうすぐ参議院選挙ですが、自民党が圧勝したら増税の議論が本格化しそうです。

ダイヤモンド・オンライン(2022/5/31)
財務省が狙う「参院選後の増税」、既定路線になりつつある“標的”を検証

防衛費や子育て支援予算を大幅増額する方針を示している岸田文雄首相だが、肝心の財源については明言を避けている。しかし、首相周辺では参議院選挙に勝利した後の増税は既定路線になっていると見られる。

SNSでは「消費税19%」が拡散しているようです。

BuzzFeed(2022/4/25)
「消費税を19%に増税」岸田首相の発言とするツイートが拡散
 
ちなみに、過去の参議院選挙と消費税の関係を見てみると、このようになっています。

2013年7月 第23回参議院議員通常選挙
2014年4月 消費税率を5%から8%に引き上げ

2016年6月 消費税率8%から10%への引き上げの延期を正式表明
2016年7月 第24回参議院議員通常選挙(与党圧勝)

2019年7月 第25回参議院議員通常選挙
2019年10月 消費税率を8%から10%に引き上げ

(参考)
Wikipedia「参議院議員通常選挙」
Wikipedia「消費税法」
 

岸田さんは言うことがコロコロ変わる人ですが、選挙が終わったらどうなるでしょう?

日本経済新聞(2021/9/18)
自民・岸田氏、消費税「10年程度は増税考えず」

自民党の岸田文雄前政調会長は18日、消費税率について「10年程度は上げることは考えない」と明言した。

岸田氏は2020年の総裁選で、社会保障の新たな財源などを見極めたうえで「必要なら(消費税率の)引き上げも考える」と話していた。

 
岸田さんはバイデン大統領に防衛費の相当な増額を約束したらしいですが、財源が気になります。


BS-TBS 報道1930 (2022/6/10)

SNSでは「防衛税」という単語も飛び交っているようですが・・

金融所得課税はやるのでしょうか?

ロイター(2022/6/13)
金融所得課税、引き続き与党などで議論続けていきたい=岸田首相

岸田文雄首相は13日の参院決算委員会で、金融所得課税について、引き続き与党や自民党の税制調査会で議論を続けていきたいと述べた。

自民党の税制調査会は要注意だと思います。

JIJI.COM(2021/11/19)
持続的な賃上げ、実現に意欲 将来の消費増税「有力な選択肢」―宮沢・自民税調会長

高齢化で膨らむ社会保障支出を賄うための消費税増税について、「かなり有力な選択肢として議論されることは間違いない」との見方を明らかにした。

さすがに今のスタグフレーションの状況で消費増税はやらないと思いますが・・
でも選挙で圧勝したら、何をやるか分かりません。
庶民の暮らしは益々苦しくなりそうです・・