安倍元首相の国葬は問題だらけ
もう、国葬の中止を考えた方がいいのではないでしょうか。
東京弁護士会が安倍元首相の国葬反対の声明を出しました。
安倍晋三元内閣総理大臣の「国葬」に反対し、撤回を求める会長声明そもそも「国葬」は、明治憲法下においては天皇の勅令である「国葬令」に基づき行われていたが、「国葬令」は憲法に不適合なものとして「日本国憲法施行の際現に効力を有する命令の規定の効力等に関する法律」第1条に基づき1947年の終了をもって失効しており、「国葬」を行うことについても、その経費を全額国費から支出することについても、現在は法的根拠がない。
政府が特定の政治家についてその業績を一方的に高く評価し、その評価を讃える儀式として「国葬」を国費によって行うことは、その政治家に対する政府の評価を国是として広く一般国民にも同調を求めるに等しい。
今回も「国葬」が近くなれば、安倍元首相の「国葬」に対する忖度から、公的機関のみならず民間機関に対しても同様の有形無形の同調圧力がかかることは容易に予想され、弔意の表明の事実上の強制が行われかねない。
現に、兵庫県や北海道の一部自治体の教育委員会が学校現場に「国葬」の際の半旗の掲揚を求めたという報道もあり、忖度と同調を求める動きは今後も拡がることが予想される。
同調圧力は結構ありそうな気がします。
全国各地でいろいろ問題が起こりそうです。
法的な問題だけでなく、安倍元首相が旧統一教会とその関連団体を支持していた点も問題だと思います。
霊感商法や高額献金など旧統一教会の反社会的活動が連日報道されていますが、そのような団体を支持していた政治家の国葬を行うことは、日本の信用が疑われる可能性があります。
フランスの反セクト法では、カルトの判断のための10項目があるそうです。
旧統一教会が該当する項目は複数ありそうです。
そんな団体を支持していたことが明白になった安倍元首相の国葬を行うのは、やはり問題だと思います。
弔問しようと思っていた海外の要人の方々も迷っているかもしれません。
先日のブログ
でも書きましたが、
もし国葬でプーチン大統領が来日したら、外交上のいい機会になると思いましたが、プーチン大統領の来日はないようです。
安倍元首相の「国葬」 プーチン大統領参列せず ロシア大統領府
ロシア大統領府は、安倍元総理大臣の「国葬」について、プーチン大統領が参列する予定はないことを明らかにしました。
外交を目的に国葬を行うという考えは、最初からなかったのかもしれません。
そうなると、国葬の目的はこれだけ?
FRIDAY DIGITAL(2022/7/19)安倍元総理の”政治利用”では…「国葬」に自民党内からも批判噴出
「この『国葬強行』は、国葬という形で安倍さんに最大級の哀惜の念を示すことで、自民党最大派閥である安倍派(清和会)と自民党コア保守層に向けた、岸田総理のアピールでしょう。党内を”岸田一色”にしようという政治的な思惑が見えます。
もう、国葬の中止を考えた方がいいのではないでしょうか。
ちなみに、文鮮明教祖の発言録(天聖経)にこのような記述があるそうです。
この教え、保守層の方々は怒らないのでしょうか?
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