ドローン兵器、やばい世の中になってきた

日本の警察や自衛隊は準備できているのでしょうか?

NEWSポストセブン(2022/8/28)
台湾金門島に飛来した中国製ドローンに兵士が投石 防衛体制に波紋

中国大陸から約6kmしか離れていない台湾の離島・金門島の台湾軍基地の上空に中国製ドローンが飛来したところ、2人の台湾兵士がドローンに向かって投石。その様子を撮影した動画が中国の中国版短文投稿SNS「微博(ウェイボー)」に投稿され、「台湾軍は石で武装している」などとの揶揄が掲載された。

この動画は8月16日、金門島の対岸に位置する中国福建省厦門市(島)の民間会社が撮影したもので、これを見た中国のあるフォロワーは「ご覧の通り、台湾の防空体制は確かにしっかりとしているようだ」とか「台湾の最新鋭地対空兵器が明らかになった」などと台湾軍を揶揄するコメントを掲載した。

この映像は福建省の民間会社が撮影したそうですが、中国政府や軍の関与もありそうです。
台湾軍の反応を見ているのでしょうか。


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上の映像では「金門島」と言っていますが、石を投げている映像の場所は、その西の烈嶼郷(れっしょごう)のさらに南西にある「大膽島(ダダン島)」という小さい島です。


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ドローンの軍事利用といえば、ウクライナ軍もかなり活用しているようです。


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ウクライナ軍は、このような手りゅう弾を商用ドローンで使う方法も開発しているようです。


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これはドローンに粉末消火弾を落下させるモジュールを取り付けた様子ですが、このような装置を使えば、上空から狙った場所にいろいろな物体を落下させることは簡単にできそうです。


田中電気

ウクライナ軍はビール瓶を落下させるドローンも開発したそうです。


NEW YORK POST (2022/3/10)

 
軍の監視所に突然侵入して撮影したり、敵の戦車の上空から正確に爆弾を落とすなど、昔は簡単ではなかった事が、ドローンを使うと一般人でも簡単にできてしまうのが現実だと思います。

もし日本の国内で似たようなことが起きたら、どうなるのか、非常に気になります。
自衛隊も石を投げるのか?
重要施設の中に物を投下される可能性はないか?
イベントの最中にドローンの大群が飛んで来たら、警察は対応できるのか?

 
ちなみに、300万ドルのパトリオットミサイルで200ドルのドローンを撃墜したという話がありますが、

BBC NEWS (2017/3/15)
Small drone 'shot with Patriot missile'

小型ドローン「パトリオット ミサイルで撃たれた」
米国の将軍によると、パトリオット ミサイル - 通常約 300 万ドル (250 万ポンド) の価格 - が小型のクワッドコプター ドローンを撃墜するために使用されました。
アマゾンで200ドルのクワッドコプターは、パトリオットに対抗する機会はありませんでした。

さすがに日本の自衛隊はこんなコスパの悪い事はやらないと思いますが・・

政府は防衛費を増やそうとしていますが、費用対効果もしっかり考えた戦略を立ててほしいです。